旧Rフェイススタジオ出張所

ゲームや配信のお話。

【BEAM】 ニコ生よりラグが少なく高画質なBEAMで配信する方法 【OBS】

おはようございます、こうたです。

 

f:id:k0ta0uchi:20170206091803p:plain

 

最近教えていただいたのですが、「BEAM」と呼ばれる配信サイトがラグが少なく、しかも高画質で配信することができるようです。(ゆもさん、情報提供ありがとうございます。)

 


実際に配信して、確認してもらったところ、ニコ生よりラグが少ない事が分かり、身内同士で配信を見ながら遊ぶと言った使い方にも使えることが分かりました。

配信方法や、ツール、エンコード方法によってラグの度合いは変わってくるようですが、~200ms(ミリ秒)程度のラグで配信できるようです。

また、ビットレートは2800kbsまで(公式設定)、解像度は1080pまでいけるようです。

 

とは言え、海外のサイトで、ローカライズもまだ進んでいませんので全てUI等は英語になっていますので、登録から実際に配信する方法までを紹介したいと思います。

 

 

BEAMに登録(SIGN UP)する

まず、こちらのURLに飛びます。

https://beam.pro/

 

すると、画面上部にこの様な入力フォームがあります。

f:id:k0ta0uchi:20170206093015p:plain

左から「Username」(登録名)、「Email」、「Password」です。入力し、REGISTERボタンをクリックします。

もしくは、右側のアイコンに表示されているような各種アカウントで登録することができます。左から「Microsoft Account」、「Twitter」、「Discord」です。特にDiscordは配信と相性が良いアプリなので良いかもしれません。

 

REGISTERを押すと、この様な画面が出てきます。

f:id:k0ta0uchi:20170206093442p:plain

登録したEmailに、確認コードを送ったので、その中に書かれている確認コードを入力して「CONFIRM」ボタンを押してくださいと言う意味です。

 

BEAMからメールが送られてくるので、確認してください。

f:id:k0ta0uchi:20170206093827p:plain

「CONFIRM EMAIL ADDRESS」をクリックすれば、先ほどの確認コード無しで認証が完了します。もしくは、下に書かれているコードを先ほどの画面で入力し、認証を完了させてください。

 

実際にログインし、右上にこの様な画面が表示されればOKです。

f:id:k0ta0uchi:20170206094136p:plain

 

配信(OBS)の設定

次に、実際に配信の設定を行っていきます。

BEAMのメリットである、ラグが少ない配信を行うためには、FTLと言う配信プロトコルプロトコルは規定と言う意味で、ざっくり言えばやり方みたいなもの)を使用する必要があります。

現在のところFTLに対応しているのはFTLに対応したOBSと、バージョン2.9 Beta以降のXsplitです。(他にもあるかもしれませんが割愛します。)

今回はFTLに対応したOBSを使用して配信設定を行っていきます。

 

下記URLから「obs-studio-17.0.2-ftl.32.msi」をダウンロードします。

https://github.com/WatchBeam/obs-studio-ftl/releases

新しいバージョンがあれば新しいバージョンのものをダウンロードしてください。

 

インストーラーに従ってインストールします。

 

OBSを起動するとこんな画面になります。

f:id:k0ta0uchi:20170206100018p:plain

左上にあるメニューから「ファイル」→「設定」をクリックします。

 

f:id:k0ta0uchi:20170206100208p:plain

左のメニューから「配信」をクリックします。

配信種別は「Beam FTL Service」を選択します。

サーバーは「Auto」を選択します。

一番近いであろう「Asia: Tokyo」を選択しても良いと思いますが、OBSのページによれば、様々な最適化が行われるとの事ですので、Autoにしておく方が無難です。

 

ストリームキーの取得法

次にストリームキーを設定するのですが、これはBEAMのアカウントページから取得する必要があります。

BEAMのページに戻り右上にあるプロフィールアイコンをクリックすると、メニューが出てきます。

f:id:k0ta0uchi:20170206100741p:plain

「MANAGE CHANNEL」をクリックします。

f:id:k0ta0uchi:20170206101018p:plain

するとこの様なメニューが出てくるので、赤く囲った部分にある「SETUP STREAM」をクリックします。

f:id:k0ta0uchi:20170206101138p:plain

配信するソフトウェアを選択する画面が出てくるので、今回は「USE OBS」をクリックします。

 

f:id:k0ta0uchi:20170206101412p:plain

すると、この様な画面が出てきます。ストリームキーは右下にある青線で引かれた部分です。これをコピーします。

左側に表示されているのは、自分に一番近い地域のサーバーです。日本で配信する場合は「Asia: Tokyo」が表示されるはずです。また、PING値も1.3msとなっており、非常に応答が速い事を示しています。

 

次はOBSに戻ります。

f:id:k0ta0uchi:20170206101905p:plain

ストリームキーに、先ほどコピーしたストリームキーを貼り付けます。

 

次に、左側のメニューの「出力」をクリックします。

出力モードが「基本」となっている場合、ドロップダウンメニューから「詳細」を選択してください。

f:id:k0ta0uchi:20170206102236p:plain

すると、この様な画面になります。

レート制御は「CBR」にします。

ビットレートは解像度によりますが、1080p(1920x1080)の場合「2300 - 2800kbps」が好ましいとされています。BEAMの最大許容ビットレートは3500kbpsの様ですが、自身の回線環境と相談して決めましょう。

回線環境は下記URLの様なサイトを使用して確認してください。

http://netspeed5beta.studio-radish.com/

CPU使用のプリセットは「faster」を選択します。かくかくする場合は上の項目を選択してみてください。

プロファイルは「Baseline」を選択します。

チューンは「zerolatency」を選択します。

 

次に、左側のメニューの「音声」をクリックします。

f:id:k0ta0uchi:20170206103151p:plain

一番上にある「サンプリングレート」が48khzになっていることを確認してください。この設定のみ使用することができます。(現在のOBSベータでは)違う設定の場合、48khzに変更し、OBSを再起動する必要があります。

 

最後に左側のメニューの「映像」をクリックします。

f:id:k0ta0uchi:20170206103414p:plain

基本(キャンパス)解像度は自身の環境に合わせて設定してください。1080pにする場合は「1920x1080」お勧めです。

出力(スケーリング)解像度は、実際にBEAMに配信する際の解像度です。こちらは必ず720p(1280x720)か1080p(1920x1080)にしておきましょう。

 

以上でOBSの設定は終了です。「OK」ボタンを押して保存してください。

 

シーンとソース

この部分が分かっている方は飛ばして構いません。簡単に配信準備のための説明を行います。

シーン

シーンは、Wikiによれば「シーン、あるいは場面(ばめん)とはある場所での動作の一区切りをさす。」とあります。

実際にOBSで使う場合は、「メインの配信シーン」とか、「休憩シーン」とか自分の好みに合わせて配信画面を設定することを指します。

f:id:k0ta0uchi:20170206104320p:plain

左下にある「+」を使い、シーンを追加することができます。今回は「休憩シーン」を追加してみました。

 

ソース

ソースは、実際に配信したい映像、画像、音声の事を指します。

f:id:k0ta0uchi:20170206104600p:plain

シーンと同じように「+」をクリックすると、配信したいソースを選択することができます。

f:id:k0ta0uchi:20170206104741p:plain

例えば画像を選択して、配信したい画像を選択すれば、この様に、キャンバスにソースが表示されます。キャンバスは実際に配信される画面です。

 

BEAMチャンネル設定

これでOBSの設定が終わったので、配信開始ボタンを押すとBEAMに配信することができます。

しかし、その前に、BEAMのチャンネルの設定をしておきましょう。

右上のプロフィールアイコンをクリックし、「MANAGE CHANNEL」をクリックします。

f:id:k0ta0uchi:20170206105236p:plain

左上から、「Stream Title」、これは配信タイトルです。デフォルトでは「〇〇's Channel」となっています。

「Game you're streaming」、これは配信するゲームのタイトルです。入力していくと、タイトル候補が出てきますので、選択しましょう。ただし、英字のみ対応です。

「Channel Audience」は、想定するリスナーの事です。「Family Friendly(家族でも見れる)」、「Teen(ティーンエージャー向け)」、「18+(18歳以上向け)」の3種類です。18歳以上向けのゲームをやらないのであれば、「Family Friendly」を選択しておけばよいでしょう。

その下にある、テキストエリアは、放送詳細です。

とりあえず以上の項目を設定しておけば問題ないと思います。「SAVE」をクリックして保存します。

 

実際に配信してみる

配信するには、OBSの「配信開始」ボタンをクリックするだけです。押したら即座に配信が開始されます。(ニコ生の様に配信テストの時間などはありません。)

配信開始ボタンが「配信終了」に切り替わらない場合、設定が間違っている場合があります。特にストリームキーが間違っている場合配信できませんので、確認しましょう。

 

f:id:k0ta0uchi:20170206110134p:plain

配信画面を確認するには、BEAMの右上にあるプロフィールアイコンの横にあるユーザー名をクリックします。すると、上記の様に配信画面が表示されます。(スクリーンショットはオフラインとなっており、表示されていませんが、実際は配信画面が表示されます。)

配信終了したい場合は、OBSの「配信終了」ボタンをクリックしてください。

 

レベルとか稲妻アイコンはなんだよ?

BEAMでは「ゲーミファイドストリーミング」と言うものが採用されています。要は、配信をゲームの様にしてしまおうぜ!!という事です。

BEAMでは5分配信を見続けることによって5ポイントのXP(経験値)を取得することができます。必要な経験値量に達すれば、レベルも上がっていきます。

レベルが上がれば、様々な特典が用意されているようです。詳細まではちょっとわかっていませんが、ニコ生で言うところのコミュニティレベルに近いのかもしれません。(ただしこちらはフォロワー数などは関係ありません。)

稲妻マークは「Sparks!(スパーク)」と呼ばれ、1分ごとに2スパーク得ることができます。これは、アカウントを強化したり、配信者に何かをするための消費アイテムです。

 

最後に

今まで様々な配信サイトを触ってきましたが、ここまでラグが少なく、高画質で配信できるサイトはありませんでした。集客や、コメントなど、ニコ生には有利な点がありますが、すでに見に来てくれるリスナーがいるならば、使わない手が無いなと感じました。ニコ生も最近、アップグレードされましたが、BEAMは一歩上を行っている印象です。

【ニコ生】 タイムシフトを録画する方法 【kakorokuRecoder】

こんにちは、こうたです。

f:id:k0ta0uchi:20170130172039p:plain

 

ニコニコ生放送、楽しいですよね。最近自分自身配信すること頻度が少なくなってきていますが、他の生主の方の放送はよく見ています。

リアルタイムでコメントできるのがニコ生の良いところではありますが、タイミングによっては視聴できず、悔しい思いをする時があります。そういう時に便利なのがタイムシフト。通常会員だと予約しないと見ることは出来ませんが、プレミアム会員の方ならいつでも見ることができます。

ただし、期間限定で、1週間経つと自動的に消えてしまいます。そんな時に録画したくなるのが人間のさがです。しかし公式ではそのままダウンロードすることは出来ないため、キャプチャーツールなどを使って録画している方もいると思います。

ですがその方法は録画している間、ブラウザも操作できなくなりますし、作業の邪魔になります。そこで、ツールでダウンロードする方法を紹介します。

 

kakorokuRecorder

名無し氏がご自身のニコニココミュニティ「名無しコミュ(改装中)」にて配布されているツールです。

お知らせに書いてあるコミュ掲示板の番号から、最新のkakorokuRecorderをダウンロードしましょう。 

Zipでまとめられているだけなので、好きな場所に解凍して配置しましょう。

 

rtmpdumpのダウンロード

同梱されているrtmpdumpが古いバージョンで、タイムシフトをダウンロードするのには使用することができません。新しいバージョンをこちらのサイトからダウンロードさせてもらいましょう。

http://nht.r.ribbon.to/

ファイル名は「rtmpdump-2.4-git-20131007_20131123.zip」です。

解凍して好きな場所に配置してください。

 

設定

  1. 先ほど解凍したkakorokuRecorderのフォルダから、「kakorokuRecorder.exe」を起動します。(初回実行時は設定するようメッセージが表示されます。)
  2. メニューから「ツール」→「オプション」を開き、「アカウント設定」タブから普段使っているブラウザを選択します。ブラウザが表示されていない場合、全てのブラウザを表示するにチェックを入れます。それでも表示されない場合は、メールアドレスとパスワードを入力します。(アカウントはプレミアムである必要があります。)
  3. 「rtmpdump指定」タブを開き、「ユーザー放送」の「使用するrtmpdump.exe」にある「既定のrtmpdumpを使う」のチェックを外し、先ほどダウンロードしたrmtpdump.exeへのパスを入力します。
  4. 「引数」の「既定の引数を使う」のチェックを外し、下記のコマンドを入力します。
    -vr "{rtmp_url}" -C S:"{ticket}" -N "{que_rtmp}" -o "{file}" -v

    f:id:k0ta0uchi:20170130180318p:plain

  5. 「OK」を押します。

ダウンロード方法

  1.  ダウンロードしたいTSを開きます。(一度開いた方が成功率が上がりますが、必ずしも開く必要はありません。)
  2. URLをコピーしkakorokuRecorderの「放送URL」にコピペし、「録画リスト追加」を押します。

    f:id:k0ta0uchi:20170130181337p:plain

  3. 「録画開始」を押すと、録画が開始されます。

    f:id:k0ta0uchi:20170130181527p:plain

 

録画が開始されない場合

  • 「オプション」で指定したブラウザで、ニコニコに必ずログインしましょう。
  • 「オプション」→「録画」から動画を保存するパスを短く設定しましょう。(「D:\video」など)
  • 保存先に空白文字や、全角文字を入れないようにしましょう。

kakorokuRecorder自体が起動しない場合

こちらからMicrosoft .NET Framework 4をダウンロードし、インストールしましょう。

タイムシフトを一括で登録したい場合

  1. 生放送履歴一覧ページに行きます。
  2. ページのどこかを右クリックして「ページのソースを表示」(ブラウザによって表記は違いますが、ソースを表示できればOKです。)をクリックします。
  3. ページのソースを全てコピーします。
  4. こちらhttp://www.ahref.org/app/urlchu/urlchu.cgiに行き、「URLの埋まっているテキストを入力して、抽出ボタンをクリックしてください。」の下にあるテキストボックスにコピーしていたソースをペーストします。

  5. 「重複URLを削除」にチェックを入れます。
  6. 「抽出」をクリックします。
  7. URLの一覧が表示されますが「~/watch/lv〇〇〇〇〇〇〇〇」となっているURLを全て選択し、コピーします。(この方法だと、タイムシフトが無いURLもコピーされてしまうので注意してください。)
  8. kakorokuRecorderのメニューから「ファイル」→「URL一括登録」をクリックします。
  9. テキストボックスに先ほどコピーしたURLをペーストし、「登録」をクリックします。

【PSVR】 PCでPSVRを動作させる方法(動作未確認) 【PSVRToolbox】

こんにちは、こうたです。

 

f:id:k0ta0uchi:20170127154005p:plain

 

バイオハザード7が発売され、盛り上がってる(?)PSVRですが、PC上で使えるドライバーの開発が有志によって進められています。現在のところ、「PSVRToolbox」と、「Trinus PSVR」と呼ばれるツールが開発されているようです。今回はRedditに掲載されている、PSVRToolboxの使い方をご紹介します。(自分はPSVRを所有していないので動作は未確認です。自己責任での使用をお願い致します。)

 

追記:最新バージョンではPSVRToolbox側でドライバーパッケージを用意してくれているようです。手順も新しく公開されています。

 


必要なもの

  • PSVR本体
  • プロセッサーユニット
  • Windows PC

 

新手順

  • 旧手順でlibusb filterやwinusb driver等をインストールした場合、アンインストールします。
  • PSVRToolboxSetup.exeとDriverPackages.zipをダウンロードします。
  • DriverPackages.zipを解凍すると、WinUSBとLibUSBの二つのフォルダーが入っています。Windows環境下ではWinUSBが推奨ですが、トラブルがあった場合は、LibUSBをインストールしてください。
  • それぞれのフォルダには2種類のフォルダが入っています。oeはセンサードライバーで、もう一つはコントロールドライバーです。
  • それぞれのフォルダに入っている、インストーラーを実行します。
  • もしこの時点でトラブルがあった場合、他のオプションを試してみてください。(WinUSBをインストールしてダメだった場合はLibUSBを試すなど。)
  • PSVRToolboxSetup.exeを実行し、手順に従ってください。

もしプログラムをインストールしたくない場合はポータブルバージョンも用意されていますが、その場合、必ず.NET FrameworkのV4.5.2以上をインストールしておいてください。

 

 

元ネタは下記↓

PS VR on PC Step by Step Guide/Tutorial : PSVRHack

旧手順

  1. プロセッサーユニットをUSBでPCに接続します。Windowsが自動的にドライバーを検索し始め、オーディオドライバー以外のほとんどの機能についてはインストール失敗します。
  2. PS VR Framework - https://github.com/gusmanb/PSVRFramework とlibusb-win32

    https://sourceforge.net/projects/libusb-win32/ をダウンロードします。

  3. libusbに含まれる、"Install-filter-win"を実行します。amd64、ia64、x86版が用意されているので、自分の環境に合ったものを選択し、"Install a Device Filter"を実行します。"vid:054c pid:09af rev:0107 mi:05" USB Input Device"が選択されるので、installを押します。同じようなデバイスが多数ありますので、上記のデバイスが選択されているか、必ず確認してください。
  4. "windows/system32"ディレクトリに、"libusb0.dll"と"libusb0.sys"が存在するか確認してください。このステップは後々問題が起きた時、トラブルシューティングする際にとても重要です。
  5. ヘッドセットに繋がるコードにある、PSVRヘッドセットの電源ボタンで電源をオンにしてください。ビープ音がなり、白く発光します。PSVRToolboxを実行します。これでうまくいくはずです。

備考1:アップデートで、WinUSBでも動作するようになっているようです。

備考2:WinUSBでも動作する最新バージョン0.3では動かないようです。必要な場合は古いバージョンを使用しましょう。