【Rainway】Steamゲームをリモートプレイする方法【ベータ】
こんにちは、こうたです。
皆さんリモートプレイを使ったことはありますか?リモートプレイとは、簡単に言ってしまえばテレビ画面から離れていても、どこにいても据え置き機のゲームが出来てしまう画期的なシステムです。例えば、PS4では、PS Vita、PC、スマートフォンを使って、離れていてもゲームをプレイすることが出来ます。
今回紹介するRainwayは、Steamのゲームに特化したリモートプレイソフトウェアです。また、Rainwayは任天堂Switchにも対応すると謳っており、去年から話題になっていたソフトです。しかしながら相次ぐベータの延期により、その出来がかなり不安視されていたソフトでもあります。しかし昨日20日にようやくベータ版がリリースされ、誰もが体験できるようになっています。
今回のベータでは、Webブラウザから操作する方法のみ試すことが出来ます。また、使用するにはサーバーソフトウェアと呼ばれるものをインストールする必要があります。
手順
Rainwayはインターネットを通じてリモートプレイするソフトウェアです。まず最初に、Rainwayのサイトでユーザー登録する必要があります。
上記のページにアクセスすると、この様な画面が出てきます。まず最初に「DOWNLOAD SERVER」をクリックし、サーバーソフトウェアをダウンロードしておきます。ダウンロードしたら、わかりやすいところに保存しておきましょう。
登録
続いて、右上にある「REGISTER」をクリックし、登録を行います。
登録する項目は下記のとおりです。
- Username(ユーザー名)
- Email Address(Eメールアドレス)
- Password(パスワード)
- Repeat Password(パスワードを再度入力)
入力が終わったら最後に、「I have read and agreed to the Terms of Service(利用規約を読んで同意します)」のチェックボックスにチェックを入れます。必ず利用規約は読んでおくようにしましょう。
ここまで終わったら、「CREATE ACCOUNT」をクリックすると、メールが送られてきます。
アカウントをアクティベートしてくださいとの旨のメールが届いているはずです。メール内のリンクをクリックすれば、本登録が完了します。
サーバーインストール
次は、先程ダウンロードしておいた、サーバーソフトウェアをインストールしていきます。ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてください。
通常の他のソフトウェアと同様、「Next」をクリックしていけばインストールすることが出来ます。途中「Terms of Service」に同意する必要があるのと、インストールする場所はご自分で選択するようにしてください。
最後に「Launch Rainway」にチェックが入っているので、そのまま「Finish」をクリックすればRainwayサーバーソフトウェアが起動します。
このような画面が出てきたら、インストールは成功です。
先程登録したEメールと、パスワードを入力し、「Login」をクリックします。
初回ログインする場合、インターネットを通じてSteamゲームの映像を配信するためのセットアップが行われます。途中、使用するディスプレイと、使用するオーディオ出力を選択する画面が出ますので、使用したいデバイスを選択してください。
続いて、ストリーム映像の品質を選択する画面が出てきます。
ここでは、LossyとLosslessを選択することが出来ますが、Lossyはつまり不可逆圧縮された映像で、Losslessは可逆圧縮された映像ということになります。当然不可逆圧縮のほうが品質は低下しますが、回線速度をあまり必要としません。回線速度に応じて可逆か不可逆か選択しましょう。
先程の画面と同時に、この様な画面が表示されていると思います。
この画面では、連携するSteamにログインすることになります。Steamのユーザ名、パスワードを入力してサインインしましょう。またこの状態でサインインすることにより、RainwayにSteam連携を許可することになります。右側に表示されている許可される項目、共有されるデータなどを確認しておきましょう。
もしSteamログインのウィンドウを誤って消してしまった場合、「Reopen login window」をクリックし、再度ログインしましょう。
設定が完了するとこのような画面になります。使用しているハードウェアの一覧が表示されています。一番上部にある「Encoder」はHardware(スクリーンショットではNVIDIA H.264 Encoder MFT)かSoftwareかを選択することが出来ます。
Hardwareを使用したい場合、お使いのPCにグラフィックカード(GPU)が搭載されている必要があります。その場合はGPUを使用して映像をエンコードします。Hardwareが搭載されていない場合、もしくはSoftwareを選択した場合、CPUで映像をエンコードすることになります。CPUの場合、コンピューターの動作が遅くなる上、映像のエンコードに時間がかかるため、ラグが生じてしまう可能性がありますので、出来る限りHardwareを選択しましょう。
これでサーバーソフトウェアのインストールは完了しました。
Webクライアント
今回のベータではWebからのみリモートプレイすることが可能です。先程のサイトに戻りましょう。
「OPEN WEB CLIENT」をクリックします。
ログイン画面が表示されます。先程登録したEメールとパスワードを入力し、「Login」をクリックしましょう。また、この設定を保存する場合は「Remember me」のチェックボックスにチェックを入れておきましょう。
ログインに成功すると、ゲームリストを読み込み、上記のような画面が出てきます。
もしこの画面が出ずに、Error等が出てゲームリストが表示されない場合、タスクトレイからRainwayのアイコンを右クリックして「Delete Cache」をクリックしてください。PCで動いているサーバーソフトウェアが再起動します。その後画面をリロードするなどしてゲームリストが表示されることを確認しましょう。
ゲーム起動
ゲームリストにあるバナーをクリックするとゲームを起動することが出来ます。起動するとPC上でゲームが起動され、その画面がWeb上に表示されます。
現在のバージョンでは、選択されたディスプレイの映像が全て表示されます。ゲームをウィンドウモードで起動した場合、デスクトップのその他画面が表示されますが、それはバグではありません。今後ウィンドウキャプチャが搭載されることに期待しましょう。
終わりに
実はSteamゲームをリモートプレイできるソフトウェアは、Rainwayが初めてではありません。例えばGeForce Experienceを使えば、Shieldデバイスを使ってリモートプレイを行うことが出来ます。Sheildデバイスでなくとも、互換ソフトウェアを使用すればどのような機器でもリモートプレイが出来ます。
Rainwayはこれらの従来のソフトに比べて二つの利点があります。一つは今回のようにWeb上でリモートコントロール出来るということです。つまりブラウザが搭載されていればどのようなデバイスでも特別なソフトウェアを導入すること無くリモートコントロールが可能ということです。おそらくSwitch版も内蔵されているブラウザで操作すると思われます。
もう一つは特別な設定を行うこと無く、インターネットを通じてリモートコントロールすることが出来るという点です。PS4やGeForce Experienceでは、自宅でサーバーを構築する場合、ルーターの設定やファイヤーウォールの設定など、難しい設定を行う必要があります。Rainwayは全てその辺をよしなに設定してくれるのです。
現在Rainwayのバージョンはは0.14(2018年1月21日現在)です。かなり延期をしてのこのバージョンですので、正式版の開発には時間がかかると思われます。しかしベータ版を見る限り、かなり期待できるのではないでしょうか。
【XSplit】12月14日のアップデートでアマレコ(及び類似アプリ)をキャプチャできなくなった場合
こんばんは、こうたです。
最初に
私はXSplitを所持していません。この記事に従って実行しても、キャプチャ出来ない場合がありますが、サポートすることはできません。予めご了承ください。
12月14日(木)に新しいバージョンがリリース
先日新しいバージョンが公開された後、バージョンアップすると今までキャプチャ出来ていたいくつかのアプリケーションにおいて、キャプチャが行われなくなるという現象が出ました。(ゆもさん情報ありがとう)
リリースノート
そこで改めてリリースノートを見てみましょう。リリースノートは下記から確認することが出来ます。
XSplit Broadcaster 3.2 (Core: 3.2.1711.2916) Release Notes
すると、バージョンが3.1.1709.1535から3.2.1711.2902に上がった際に、こんなことが書いてあります。
XBC-XXXX - This version is now 64 bit and only compatible with 64 bit Windows(r)
XSplitはこのバージョンから64bitになり、64bitのWindowsしか互換性がないことが書いてあります。
何故キャプチャできないのか
この様な配信ツールを使っている時、いくつかの状況において、キャプチャができない場合があります。
- Windows通常の描画方法を使っていない
- アプリケーション自体がキャプチャを禁止している(防止機構が組み込まれている)
- アプリケーションの32bit/64bitの違い
この中でも最後の、32bit/64bitの違いにより、キャプチャーできないのが今回の問題点です。
情報提供者の場合、使用しているアマレコのバージョンが古く、32bitでした。そして今回XSplitが64bitになってしまったがために、キャプチャできなくなってしまったのです。
キャプチャできるようにするには
最新バージョンをダウンロードする
アマレコの最新バージョンはこちらからダウンロードすることができます。
そして最新バージョンを確認すると、64bitアプリケーションになっていることが確認できると思います。このバージョンをダウンロードして、アプリケーションをアップデートすれば、再びXSplitでアマレコがキャプチャ出来るようになります。
しかし、XSplit以外に配信ツールを使っており、そのアプリケーションが32bitの場合、この方法ではアマレコをキャプチャできなくなってしまいます。
XSplitをダウングレードする
XSplit自体を古いバージョンで使えば良いのです。古いバージョンはここからダウンロードすることが出来ます。
この「全バージョン」をクリックします。
バージョン選択から10月25日リリースのものを選択しましょう。
ダウンロードしたインストーラーで上書きするか、もし問題が起きたら一度アンインストールを行ってから再インストールしてください。
【ブラウザ】 Firefoxのスクロールバーを綺麗にする
おはようございます、こうたです。
Firefox Quantumがリリースされて、間もないですが、皆さんFirefoxは使われているでしょうか?拡張機能の刷新などで、移行を躊躇しておられる方もいらっしゃると思いますが、かなり高速でChromeに引けを取らない完成度となっております。
しかし、Firefoxには問題があります。それはスクロールバーがCSSに対応していないことです。
そのため、今流行りのマストドンを開くとこのような感じになってしまいます。
(参考:アビスドン:https://abyss.fun/ んなぁー)
スクロールバーが灰色になっているため、とってもダサいです。
どうにかしたいと思っていたところ、Redditにて興味深い記事が上がっていました。
Firefox 57以上にてフローティングスクロールバーがやっと可能になった!と書いてあります。その手順を紹介していきます。
-
https://github.com/nuchi/firefox-quantum-userchromejs
ここからuserChrome.css/xmlをダウンロードしてきます。 -
https://github.com/Endor8/userChrome.js/blob/master/floatingscrollbar/FloatingScrollbar.uc.js
このJSファイルをダウンロードし、「userChrome.js」にリネームします。 - 「about:support」へ行き、「プロファイルフォルダー 」を開き、サブディレクトリの「chrome」に、先程ダウンロードしてきた3つのファイルを移動します。
(userChrome.cssをいじっている場合は、追記してください。) - 再起動すると完成!!
先程のマストドンを開いてみるとどうなっているでしょうか?
おお!!完璧ですね!!皆さんも是非お試しあれ!
2018年4月20日追記:
上記の方法を使っても、キャッシュが存在すると、効果がないようです。下記パス内のファイルを全て削除して、再起動してみてください。C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\{プロファイル名}\startupCache