旧Rフェイススタジオ出張所

ゲームや配信のお話。

【FF15】 クリアしてみての雑感・疑問点など 【ネタバレ有】

こんにちは、こうたです。

 

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今色んな意味で話題のFF15、先日ようやくクリアしました。

と言うわけで、雑感や、疑問点等をつらつらと書いていきたいと思います。

編集中です。

 

大量のネタバレが含まれます!!

 

 

 

 

 

ゲームプレイについて(戦闘部分)

の前にFF15の経緯

多分皆興味ないと思うのでスルー推奨です。

FF15は今までのFFと異なり、アクションRPGとなっています。と言うのも、もともとFF15FF13シリーズのヴェルサスとして製作されていたと言う経緯があるからです。FF13もかなり変わった戦闘システムではありましたが、コマンド戦闘と言う点は今までと変わりありませんでした。しかし、外伝であるヴェルサスは、当時ディレクターであった野村氏(FF7FF10キングダムハーツ等のディレクター)が本編ではできないことをやりたいと言う事でアクションRPGとして製作されていました。キングダムハーツで好評の戦闘システムが取りいれられると言う事で、当時かなり期待が寄せられていたと思います。

しかし時は経ち、FF14を新生するために多くの開発者が抜け、プロジェクトは一時凍結していました。FF14は無事新生を迎えることは出来ましたが、世間はPS3からPS4へと移行し、当時使用していたクリスタルツールズも設計的に古くなってしまったため、エンジンから再開発、そしてFF15へと名前を変更しました。そのタイミングで、ディレクターは野村氏から田畑氏へ変更され、キングダムハーツバトルプランナーであった兼森氏は退社されてしまいました。

と言うわけでこの時点で自分はかなりこのタイミングで不安感を覚えました。田畑氏と言えば、「パラサイトイブ ザ・サードバースデイ」「ファイナルファンタジー零式」のディレクターです。パラサイトイブは正直戦闘も何もかも別物でおもしろくなかったし、零式はシナリオ・キャラクターは一定の評価がありますが、自分的にはアクションがおもしろくなく、やり込むこともしませんでした。そのディレクターがFF15ではアクションよりではなく、RPGよりで製作していくとコメントしていたため、ああ、アクションRPGとしてはそんなに楽しめないだろうなあと思っていたのです。

そして2015年、ファイナルファンタジー零式HDに体験版としてFF15体験版が付いてきました。自分はFF15のためだけに購入しました。いざプレイしてみると・・・

 

予想は的中。もっさりとしたアクションで、リアルタイムでキー入力が反映されなく、とてもアクションと楽しめるものではないと思いました。ダスカ地方の一部がフルでプレイヤブルだったので結構楽しめはしましたが・・・。

 

しかしその反響を受けてか、体験版では異例のバージョンアップを果たし、ダスカ2.0となり、戦闘は大幅に改善されていました。さらにその後にはプレミアムデモが登場し、さらに改善され、発売直前にはジャッジメントディスクが登場し、ほぼ製品版と同様の仕様のまま本編の第1章をプレイすることができました。この時点で、戦闘面においてはかなり良い印象を持っていました。

 

製品版を遊んでみて

基本はノクトのみ操作することができます。

出来ることは:

  • 召喚した武器による攻撃(十字キーそれぞれに設定可能)
  • 精製した魔法を投げる
  • ドッジロール、MP消費による回避、ジャストガード
  • ガードからのパリー
  • リンクコマンド
  • シフト、マップシフト、シフトブレーク

こんなところでしょうか。基本は〇ボタンでポチポチするか、押しっぱなしで攻撃を繰り出すことができます。さらにレバー入力することによって色んなバリエーションの攻撃を繰り出すことができ、武器の種類分バリエーションが存在します。

武器の種類

武器の種類は、片手剣、大剣、槍、短剣、盾、銃、マシンナリィとあり重い武器程隙が大きく、ダメージが大きいと言った感じでした。自分は中でも槍をメインに使っていました。このゲームでは敵に武器毎の弱点が設定されており、槍はほとんどの敵で有効だから便利だからという点と、ジャストガードを狙っていく上でタイミングがはかりやすいからです。じゃあ短剣はどうなの?って所ですが、何故か興味が湧きませんでした(笑)

ジャストガードの重要性

で、何故ジャストガードを狙っていく必要があるのか、という点ですが、基本的にこのゲームは避けゲーだからです。極端な話ですが、ストーリー終盤になると、雑魚的にワンパンでやられることもあります。(死ぬわけではない)そうなると、やられる度にクスリがぶ飲みゲーになってしまうわけですね。自分は常にポーションとエリクサーを大量に持ち運んでいました。そう言うわけで、回避は非常に重要になります。さらに回避するにも攻撃をキャンセルすることは出来ないので、大剣は不利だなーと感じたわけですね。

ここまでは、1対1の時の話で、敵が多数の場合は別の戦法を取ります。まず、ゴブリンの様な雑魚キャラでも囲まれると攻撃することは出来ません。彼らはノーモーションで攻撃してきますし、さらに多段攻撃です。画面の外からも攻撃してきます。ですので狙ってガードすることは非常に難しいので□ボタンを押しっぱなしにして自動回避に任せることになります。それだとMPも減っていくし、攻撃もできません。そこで有効なのが魔法かリンクコマンドです。

魔法

魔法は他のゲームで言うところの手りゅう弾みたいなものです。魔法精製で複数個入手し、それを投げることで発動します。威力は使用したエレメント数+アビリティーコールで取得したスキルによります。要はエレメントを使えば使うほど威力の高い魔法が精製されるわけです。POW(威力はPOWで表されます)が100以上になればラ、200以上でガ系が使用できると言う寸法です。

さて先ほど述べた複数体の敵との戦闘においては、魔法は大いに役に立ちます。範囲が広いですし、威力も高めようと思えばいくらでも高くすることができますからね。ただし、自分は戦闘中にはほぼ魔法を使う事はありませんでした。なぜならば魔法は味方にもダメージを与えるからです。一度戦闘を始めて、敵との乱戦の中魔法を使えば、味方に大ダメージを与える場合があります。しかも苦しみのボイスが延々と流れると言う・・・。

気分的にもそれは嫌なので、魔法は戦闘が始まる前、まだ敵が気付いてない状態で使う事にしました。弱点の魔法を使えば、ほぼ一瞬で敵を葬り去ることができるので、非常に便利です。また、コイン系の素材を精製時に混ぜれば、「ボーナス」魔法を精製することができます。これは発動時に経験値を余分にもらえる魔法です。なので散策時、レベリング時にはボーナスを付与した魔法を使っていました。

リンクコマンド

魔法を使えばほぼ一掃できるわけですが、一掃できずに残ってしまった場合や、不意に始まってしまった戦闘の場合など、魔法を使えない場合があります。そんな時に広範囲の攻撃をしたいならば、リンクコマンドが有用です。イグニスのギャザリングや、プロンプトのスナップショットなど、支援型のコマンドもありますが、グラデュオのテンペスト、ドーンブレイカーなど、広範囲に攻撃できるコマンドもあります。これを使用することによって、回避一辺倒になってしまいがちな乱戦をクリアすることができます。

 

あとはパリーを使って攻撃したり、マップシフトで回復したり、バックアタックを狙ったりすれば大抵の戦闘はオーケーだと思います。正直リンクコマンド以外、仲間は必要ありません。

 

リヴァイアサン戦について

FF15のイベント戦闘の中でも一番盛り上がった戦闘ではないでしょうか。なにより迫力が違います。あの美しいオルティシエをリヴァイアサンが破壊し街全体がバトルフィールドになります。最初こそマップシフトを使い戦闘を続けるノクトですが、後半では全てのファントムソードを扱える、スーパーノクティス?状態になり、一方的にリヴァイアサンを攻めることができるようになります。

…まあこう言うと聞こえはいいかもしれませんが、実際はシフトブレークと〇連打するのみです。リヴァイアサンは攻撃する箇所が見づらいですが、背びれ?を攻撃することで破壊することができるので、シフトブレークでダメージを与え、ひるんだ際に背びれを破壊すると言った形で楽々攻略することができます。QTEシーンも用意されていますが、基本的にこのゲーム、戦闘には□と〇しか使わないうえに、ほとんど〇を指定されるので、緊張感はあまりありません。

 

13章の戦闘について

さて13章ではアーデンが何らかの機械を用いて、ノクティスの武器召喚を封じてきます。どういう仕組みなのかはよくわからないのですが、ジャミングみたいなものなのでしょうか。代わりに指輪魔法を使う事ができます。使う事が出来るのはデス、ホーリー、オルタナの三つです。基本デスで攻撃しHP吸収、回避時にホーリー発動、雑魚が多い場合はオルタナで一掃と言った感じですね。デスは死の魔法のイメージがありますが、どっちかと言うと生気を吸い取っていくと言った形で段々敵がやせ細っていきます。弱い敵ならすぐ倒すことができますが、ちょっと強い敵になると時間がかかり、吸い続けている間は無防備ですので攻撃されてやられてしまいます。ですので途中からは、回避魔法、ホーリーを使って攻撃していくのがメインになります。

これが途中の敵が一定のタイミングで攻撃してくるので、「餅つき」のような形になってしまっていて、一部の掲示板で流行っていました。(笑)まったくその通りだと思いました。さらに強力な敵になると、もはや餅つきも通用しないので、オルタナを使うしかありません。戦略もくそもありません。途中で武器が手に入るのでそれからは指輪と併用して戦う事ができます。

 

ラスボス戦

この辺はかなり謎なんですが(後述します)アーデンはルシス王家だからなのか、シフト等ノクティスと同じような戦法を取ってきます。まさに頂上決戦と言ったところだとは思うんですが、回避→攻撃することによって結構はめることができます。後はポーションorエリクサーがぶ飲みです。ラスボスと言うにはあまりにも迫力はありませんでした。それでも某ドラ〇ンボールの様な戦闘が繰り広げられるので見た目は結構かっこいいかもしれません。

 

 

ゲームプレイについて(クエストシステム、討伐、移動等)

クエストシステムについて

ご存知の通り、FF15オープンワールド風と称されており、他の多数のオープンワールドゲームと同様、クエストシステムが実装されています。クエストシステムとは、クエストを渡してくれるNPCからクエストを受注し、クエストで設定された目的をこなし、報告すると言った一連の流れの事を言います。(ゲームによってはクエストが達成された時点でクリアの場合もあります。)FF15でも例によって例のごとく同じようなシステムが採用されています。まずメインストーリーを追っていくメインクエスト、街やNPC毎に設定されたメインストーリーに関係ないクエストであるサブクエスト、それから特定のモンスターを討伐するモブハントの三つです。

サブクエストの面白さ

メインクエストはメインストーリーを追っていくものですのでここでは語りません。自分の中でのサブクエストとは、直接メインストーリーに関わることは無いが、サブクエストをクリアすることで、仲間のバックグラウンドを知ったり、関係を育んだり、舞台である町の歴史を知ったり、さらにはその結果がメインストーリーに関係してきたリと言った、メインストーリーを補完してくれるものだと位置づけています。それがRPGのおもしろさであったりします。ウィッチャー3なんかはその部分が特に内容が濃くて、面白すぎて先に進めないと言う現象が起きました。で、FF15ですが、サブクエストはあまりやってないのでよくわかりません。と言うより、やる気が起きませんでした。序盤ではサブクエストをこなしていたのですが、その多くがドッグタグを取ってこいやらカエルを見つけてこいやら原石を見つけてこいやらで、お使い系クエストばかりだったのです。さらに車での移動でイチイチ演出が入るため、移動もめんどくさいと言う・・・。ただし、これについては自分もまだまだやり込みが足りていない部分ですので、これ以上言及するのはやめておきます。しかしやった部分においては、あまり面白くないなと言うのが素直な感想です。

めんどくさいモブハント

もう見出しで書いてしまいましたが、結構めんどくさいのがモブハントです。モンスターを討伐して来いって言うまあサブクエスト的な物ですが、1個ずつしか受注できません。なんでやねん!!例えば一度討伐対象を見たらリスト登録されて、うろうろしてたらモブに遭遇しておーし、やったろ!!ってなったり、逆に返り討ちになったりして戦略を練ったり・・・と言う楽しみはありません。一つずつ受注して、順番通りに倒していき、ハイ次ーハイ次ーってな感じでこなしていく作業げーになってます。さらに、受注するのがレストランとかなんですが、基本的にローディング時間が長く、話しかけるのもめんどい・・・。どうしてこうなった・・・。状態です。しかしこなしていくと結構有用なアイテムを入手することが出来たり、金策するにはもってこいだったりします。特定の素材を入手したい場合も、必ず敵が出てきますので使い方によっては便利です。後、モノによってはサブクエストと連動しているものがあったりします。体験版でもあったベヒーモス戦はその一つです。(と言ってもそれしか見たことないですが)イベントもあるのでそう言うのは結構楽しいですね。

移動について

レガリア

まさにこのゲームの一つのテーマである、「父と子」を体現したような存在、レガリアですが、今回自分はゲオの特典を使用し、シドニー一色にしました!!!!これは良い!!!いつでもシドニーと一緒!!!(;゚∀゚)=3ハァハァ

と言うのは置いておいてですね、この様に移動の主であるレガリアはカスタマイズが豊富になっています。カラーリングやステッカーを貼ったり、内装を変えたりと。さらにはパーツも付け替えることができるようです。(まだ自分は付け替えてません。)

これは良い事ではあるのですが、車ですので、ぶつけたりすると壊れます。その辺リアリティしっかりしてます。そして壊れるとメンテナンス代を取られます。じいじがめつい。まあ自分はまだ一度もぶつけてませんがね!はっはっは!

その他にもガソリンが必要だったり、妙なところがリアルです。ガソリンが無くなったら自分で押すかシドニーに迎えに来てもらうかしましょう。自分はシドニー一択です。

父と子どこ行った。

オートドライブ、マニュアルドライブ

移動の要であるレガリアでの移動ですが、オートドライブとマニュアルドライブを選択することができます。オートドライブだとイグニスが運転してくれ、風景を楽しみながらキャラクター同士の会話を聞くことができます。マニュアルだと自分で運転することができます。が、自由度は高くありません。道路から外れることは出来ない仕様になっています。出来るのはアクセル踏んだり道を曲がったりするくらいですかね。しかも自分の場合R2ボタンが壊れてしまっていたのかわかりませんが、コントローラーを壊すくらい力を入れないとスピードが出ませんでした。たまに車の移動が遅いとの意見を散見しますが、自分と同じ状況なんじゃないかな。なのでできる限りオートドライブを使うか、もしくはファストトラベルを使ってました。景色は一度見たらどうでも良かったので(おい)。ただ、途中までは夜間はオートドライブすることができません。危険だからという理由で。そして何故かノクティスがマニュアルドライブすることができます。良いのかそれで。さらに、その演出は毎回入ってくる上にスキップできないので地味にストレスがたまります。アプデに期待します。

チョコボレンタル?

3章くらいでクエストをこなすとチョコボをレンタルすることができるようになります。チョコボのバス停みたいなところでレンタルした後、笛を吹くとどこからともなくチョコボが現れ乗ることができます。めっちゃかわいい。

ただし移動速度はレガリアより遅い程度です。ぶっちゃけかなり遅い。さらに□ボタンに全力疾走が割り当てられているのですが、自分の場合、1度くらいしか実行することができませんでした。なんでだろう?

さらにレンタルは7日間までです。過ぎてしまうとどのタイミングでも(戦闘中でもイベント中でも)返却されてしまいます。いきなりダイアログが出てくるのでびっくりします。名前も付けられて、色も変更できるのになんでレンタルなんだ!?確かに維持費とか場所とか必要だけど・・・!地味に7日間が短いのでびっくりする上に不便でした。

ダッシュ

レガリアもチョコボも使えない時はノクティス自身歩く必要があります。モーションが漢らしくないとか色々言われてますが、自分はダッシュの仕様が気に入りませんでした。ダッシュするとスタミを消費し、スタミナが無くなると疲れてダッシュすることができません。ここは田畑氏曰く、リアリティのためだそうです。現実でも疲れるでしょ?だから入れましたと。しかし批判があったため、ダッシュしてスタミナが消費されるが、使い切るタイミングでもう一回ダッシュボタンを押すとスタミナが回復すると言う仕様が追加されました。へ?リアリティってなんだったの?ていうかそれだったら無限に走れた方が良いんじゃねーの?ってなりました。これ結構同意してくださる方いらっしゃると思ってます。

 

 

ストーリー・シナリオ・キャラクター

キャラクター

ノクティス

思春期真っ只中のルシス王国の王子。とは言え実は冒険時20歳である。基本的にはしゃべるとき〇〇じゃねーの?とか〇〇じゃねーし、と言ったしゃべり方しかできないちょっと痛い子ってイメージ。甘やかされて育ってきたんでしょうか。まあイグニスとのやり取りを見れば納得と言ったところでしょうか。しかし20とは言え、公的な場でも同じようなしゃべり方しかできないのはびっくりしました。例えばオルティシエでの首脳会談時ですが、首相相手にそのまましゃべります。敬語一つ使いません。ある意味大物と言った感じではあるのですが、自分からすると違和感は拭えませんでした…。まあアニメ版でもあったように一般人と同様公立に通っていただけのようですので特に特殊な教育は受けていないのでしょう。高校の時は一人暮らしをしていましたし、家庭教師がついていたとも思えません。

しかしゲーム内ではノクティスは素直なキャラクターとして描かれています。先述の首脳対談時でもその素直さが前面に出ていたのか、首相もレギスを思い出すわね(意味深)的な事を言います。タルコットやイリスなど、年下のキャラクターには良いお兄さんを演じることもありますし、婚約相手であるルーナとはその想いを他の人には吐露せず、交換日記を続けてきたと言う一途さもあります。そう言った意味では非常に主人公らしいと言うか、正のオーラを持つキャラクターです。